勝ちは大事。でも、一番じゃない。 | 猫のおなか

勝ちは大事。でも、一番じゃない。

サポーターの、そして特に「今のヴェルディサポーター」の、多くの気持ちはこうなんじゃないだろうか。

もちろん、選手にとって目指すのは「勝利」であり「結果」なのは当然だと思う。試合に勝つ為にあらゆる努力をして、万全を尽くす。

矛盾してるようだけど、サポーターは「勝つチーム」「強いチーム」だから応援するんじゃない。勝ってくれるように願いながら応援するけど、勝ちを約束してくれるチームを応援してるわけじゃない。

ひたすら気持ちに応えてくれることを願って応援して、その報酬として選手たちから還ってくるのが「勝ちという結果」だったり「熱い内容の試合」だったりしたら最高だ、と思ってる。

だから、たとえ負けの試合でも、残念な結果でも、選手にはうなだれて欲しくない。
顔をあげて、まっすぐサポーターのところに来て欲しい。
最後まで力いっぱい戦った結果なら、それに対してつばを吐くようなサポーターはいないし、もしいたとすれば、それはサポーターじゃない。ただの客だよ。

先週の土曜、万博で、選手は勝てなかった試合でサポーターに合わせる顔がない、と思ったかもしれない。でも違うんだよ。勝てなかったことに怒ってたサポはいない。いなかったと思う。

試合を諦めてしまった(少なくともそういう動きに見えた)ことに対して悲しかったんだよ。
最後まで走って走って走りきっている、そういう選手達を応援したかったんだよ。
だって、そうでないと、最後まで、本当に最後のホイッスルまで、「カモン!」を叫び続けた私たちの「緑のハート」が納得できなかった。

次は勝ってね、と、あの時は言ったんだけど、でも、本当に結果は欲しいけど、勝ちよりも、最後まで諦めない熱い心を見せて欲しい。

今日の国立では。
私たちも、逃げずに前を向いて、もう一度応援するから、心を受け取って欲しい。
「サポーターが応援しないで、誰が応援するんだ。12番目の選手だぞ!」
と、もう一度、信じさせて欲しい。片思いじゃ寂しすぎるからね!