アガペーストアの「仮装敵国」 | 猫のおなか

アガペーストアの「仮装敵国」

昨晩、池袋のサンシャイン劇場に、アガペーストア(松尾貴史主宰)の舞台「仮装敵国」 を観にいきました。

池袋に少し早めに到着したので、時間まで何か食べたりして時間をツブそうと、トルコ料理(というよりファストフード)の屋台で、ピタパンにシェラスコ風に焼いた肉を挟んだものを食べたりしました(ドネルカバブというらしい)。これが意外に美味で、ちょっと得した気分!
→本店はこちら らしい

そんなことをしていたので、時間に余裕のあったはずが、会場にやっと到着したのが開演15分前。これは、サンシャイン入り口から劇場までがえらく遠いのも原因。一人で行ったら確実に迷っていたと思います。旦那の的確な誘導に感謝感謝。

さて、席に着いたら劇場内にアナウンスが。通常ならば劇場の人が「携帯電話の電源はお切りください」等々の注意を読み上げるところなのだろうけど、何故か松尾貴史の声がダブルで聞こえて来る(笑)
右側からは普通に(?)日本語、左側からはでたらめ英語で。しかも内容が少し可笑しい(笑)

「携帯電話の電源はお切り下さい。マナーモードにしていても『ん゛~~!ん゛~~!』言いますから」

等々、真面目そうな口調なのにヘンな内容、しかもでたらめ英語とのダブルで左右から聞こえるもんだから、開演前から脳味噌てんてこ舞い!でも大笑い!

そして、本編がまたすさまじかった!
7人の作家によるオムニバスで、15分ごとに話が切り替わるのだけど、どれも笑えてブラックで際どくて、お見事!
テロに巻き込まれて死んだ妻に会いきた夫と、その死んだ妻(!)との不思議なコントから始まり、戦争前夜のドタバタ、戦時下のはちゃめちゃ、夢か現実かわからない奇妙でおかしな世界で繰り広げられるブラックコメディ。

どれも個性たっぷりの作家によるものだから、これ最後はどうなっちゃうのだろう!と思わないではなかったけど、締めも笑いながら大拍手でした。

いや~、出演者、皆さん芸達者でいうことなし!なのですが、思った以上によかったのが、辺見えみりで、この子はこういうのが向いてる子だったんだなあと、見る目が変わりました。
そして、タイガー&ドラゴンでもお馴染みの春風亭昇太師匠、いや本当にうまい!特に最後のお女中姿、違和感なさすぎ!似合いすぎ!!(笑)

ほんと~にアッという間に過ぎて、楽しい時間と空間でした。
誘ってくれた友人に感謝感謝。ぜひまた楽しいお芝居にお誘いくださいませ。

※タイトルの「仮装敵国」。仮装しちゃってるわけですが、ATOKはご親切にも文字を打ち込むたんびに、「訂正候補:仮想敵国」といちいち教えてくれちゃいます(^^;;
ほんにうっとーしー(^^;;;